黄檗
・鬱金
・支子
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黄檗の染色行程
黄檗は他の染料と混合すると沈殿を起こすので、例えば緑色を出すために藍と黄檗を掛け
合わせるような時には先に藍に染めてから染める。
① 黄檗の皮１kgに水１０㍑を加えて約６０分間煮沸して抽出液を取る。
② ①の抽出液を取りだした後に、さらに水８㍑を加えて①と同様に抽出を行う。
③ ①と②の抽出液を合わせて、これに水６０㍑を加えて水温４５℃付近の染浴として、これに染裂
（絹布４反 1.25kg）を染めますが、phが中性に近ければ、少し酢酸か米酢を加えて、ph5付近に
した方が染着性が良い。
④ この染浴にあらかじめ温湯に下浸けしておいた絹布を入れて約７分間染色し、最後に水洗して
仕上げる。
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鬱金の染色法
根の部分を使う
① 鬱金１kgをメタノール５㍑に漬け込み約２日間ほど放置して、抽出する。
② ①の抽出液に６０㍑の水を加えて染浴とする。
③ その後の行程は黄檗と同じ。
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支子の染色法 （染料となる実を結ぶのは一重の花を付けたものだけです。）
① 支子の実１kgに、水１０㍑を加えて約６０分間煮沸して抽出液を取る。
② ①の抽出液を取りだした後に、さらに水８㍑を加えて①と同様に抽出を行う。
③ ①と②の抽出液を合わせて、これに水６０㍑を加えて水温６０℃付近の染浴とする。
後の行程は黄檗、鬱金の場合と同じ。
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